ひだまりファーム
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第1回助成事業に採択されました
あきたスギッチファンド
   しなっと
〜ぼくらの合言葉

 次の文章は著書「スローイズ・ビューティフル」(辻信一,2001)から抜粋したものです。
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 世界を危機から救わなければならない、と思っている人たちというのは解決策を売り込もうとみんな忙しく駆け 回っている。環境危機、飽くことを知らない権力欲と物欲、倫理的荒廃、麻薬の蔓延、犯罪の増加、人種差別な ど、あげればきりのない危機や問題の数々。それらに対して、炭素税、選挙制度の改正、教育改革、租税制度、 規制の強化。これまた長い処方箋の数々。
 しかし、世界危機を救う方法として、ひとつ、熱狂的な運動家や活動家がいまだに提案したことのなかったものがある。
 それは、スローイング・ダウン、つまり減速することである。
 いつも私たちは急いでいる。しかし、急ぎを取っ払ってみるとどうだろう。自動車で行くかわりに歩いていける かもしれないし、別に急ぎでなければ、もっと時間をかけて、自分の出したゴミを自分でかたづけることもできるだろう。想像してみよう。生活のペースを落とす。すると、今まで忘れていた自分の体をまた感じ始めるだろう。手帳にビッシリ書かれた予定表のことを考えず、愛する人との時間を楽しむこともできる。ファスト・フードを大急ぎで飲み込むかわりに、スロー・フード、つまり、自分たちで育てたり、料理したり、盛りつけしたりした食物を心ゆくまで楽しむこともできる。
 もし、私たちがこんなゆっくりした生き方をしていたのなら、「世界を危機から救え」と私たちがいう、その「危機」なんてそもそも起こらなかったのではないか。ゆっくりやるということは、旧来の道具をフルに使いこな しながら、私たちはこれまでのようにたくさんの失敗を重ねることもなくなるだろう。
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 高度経済成長期に見られる社会や経済を急激に変化させた新しい枠組みから、従来の日本の姿、地域が共存し時間の流れがゆったりしている姿に回帰する未来のシナリオを尊重し、ひだまりファームはスローイング・ダウン、すなわち“しなっと”思考で活動していきます。
 ひだまりファームは、初め「秋田から地球環境を考える会(だったかな?)」と名乗っていました。それを「 ひだまりファーム」に改名した途端に、たくさんの仲間が集まりました。真剣にならなければいけない環境問題も、楽しくアプローチしていくことが大切ではないでしょうか。
 ひだまりファームが社会に与える影響はほとんどありませんが、微力ながらひだまりファームは“しなっと”活動を続けていきます。

 これからも人が集まる温かい場所“ひだまり”のような団体を目指し、魅力的な活動を続けていきます。
   平成23年12月28日
代表 草皆 新

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